水仙農家の田中民子さんのお話を、カメラ越しではなく初めてたくさん聞けました。そして、田中さんがどれだけ大変かをあらためて実感しました。
斜面の中で水仙を刈ったり草刈りをするのは大変ではないですかと聞くと「そりゃあ厳しいしきついよ」と言っていました。もっとたくさんの人が協力して作業をしていると思っていたので80歳近い田中さんが一人でやっていると聞いてびっくりしました。
また、きれいな水仙を出荷するためにきっちり一本一本切り揃え「え、ち、ぜ、ん」という30センチから50センチまで5センチ刻みで規格寸法が書かれた板の上で仕分けして箱詰めしています。これを毎日やられていると思うと頭がクラクラしてきます。
大変なお仕事でいつもやめてしまいたいと思っているのに、「水仙を愛しています」といった時、とても力強く若々しく見えました。
倉橋 築子 小学校6年生(撮影時)。 3人兄妹の長女。 ローカルフォトに2年連続で参加。 将来の夢の一つはカメラマン。