60年の時を経た竹籠を背負って

梨子ヶ平千枚田の水仙畑で水仙の収穫を行う滝本さん。収穫した水仙を大きな竹籠に集めて背負います。竹籠などをつくる竹細工は、昭和50年ごろまで下岬地区の浜北山で行われていた手仕事です。
竹籠は水仙の収穫に、竹笊は海苔採りなどの漁に使われていました。生活の日用品や農具・漁具として欠かせない役割を担っていたこの土地の竹細工は、時代の流れとともに廃れました。今この竹籠を編むことのできる人は越前海岸にいません。
滝本さんの背負う竹籠は60年物。この背負い籠は縄で調整して背負うので、身体にぴったりと合わせることができます。年季の入った竹籠は、時を経てなお道具の美しさと機能美を持ち合わせながら現役で活躍しています。

牛久保 聖子
福井駅前で「クマゴローカフェ」を運営中。
Webメディアreallocal福井にてライターをしている。福井に暮らして7年。3歳のやんちゃ坊主の子育て中。好きな福井の日本酒は花垣。好きな福井の酒の肴は塩雲丹。

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