越前岬の近くにある上岬地区で梨子ケ平千枚田水仙園の水仙農家の作業風景。
早朝より雪も舞い急斜面で日本海から冷たい風も吹き上がる場所での収穫作業。防寒着を付けて鎌と収穫した水仙を入れる籠を担いで出かける。刈り取りに便利なように鎌も工夫してあり、袴(茎)からスムーズに採れるようになっていた。
午前中の収穫を終えると、昼頃には農家の作業場に戻り水仙の茎や葉から土などの汚れを洗い流す作業を始める。その為に作業場には水道の蛇口と桶が置かれている。冷たい水を使いその後商品価値を上げるため斜めになった袴を綺麗に揃える作業。そして袴の長さや葉の枚数などで商品価値が変わるので夜更けまで丁寧に選別すると言う。
吉田隆一