越前水仙農家の田中さん

越廼地区で「越前水仙」の栽培を行っている田中民子さんにお話を聞きました。55歳まで越廼村役場に勤務し退職後水仙栽培に携わるようになったようです。
80歳近くのご高齢で、急な斜面で作業するのは身体がキツいと話してました。
水仙を痛めないように一日でも長く持たす為に水仙の根本のハカマを綺麗に長く切るように工夫されているようです。
水仙はつぼみのまま出荷され、花を生ける人に届いてから開花が始まるようになっています。しかし、若い花を、切っても黄色味が強く、白くならないし、花も大きくならない。手元に届いた時に本当の良い水仙でないのがとても歯痒いようでした。
越前水仙農家の田中さんのお話を通して、人と人とのつながりやそこにしかない魅力がまだまだ眠っていることを知りました。福井県に住んでいても普段の生活では出会うことができなかった水仙農家さん。もっと地域の人に出会いたい、地域のことを知りたい、そんな気持ちが湧いてくるような時間でした。

山本 裕紀子

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です